先日、こんなことがありました。 当社は、浮気調査や詐欺案件の調査等を業務とする調査会社ですが、ここ数年詐欺にあった被害者の方の相談が増えています。 相談だけで依頼を受けない事も多く、そんな中、少しでも詐欺被害を減らすこと、多くの情報を集めるために相談があった情報をホームページに載せ、同じ様な業者、人物、手口で被害者に遭われた方の情報を集めていました。 ある日突然、自分は違法業者の者と名乗る男性から「そちらのホームページに載せているうちの会社の記事を削除するように」との電話がありました、削除を断ると、お前のところも同じようにネット上に書き込みする等の嫌がらせをすると脅し、その後すぐに何度も嫌がらせの電話がありました。
翌日、ネット上で当社の名前や電話番号、住所等を検索するとヤフー知恵袋に「当社を詐欺業者だ、ここに騙された」等の全く身に覚えの無い内容が書き込まれているのに気付きました。(現在、投稿人と交渉中の為、個人情報を伏せております、交渉内容によっては仮処分、開示請求訴状等全て公表する予定です)
あまりにもひどい内容で、これを初めて見た人のほとんどは信じてしまい、仕事を依頼しようと思っていた場合キャンセルする事になります。 実際に取引先や新規の相談がキャンセルになる事もあり、ヤフー知恵袋に投稿をした者は当然、信用毀損罪・業務妨害罪に該当するのでそれなりの対応を取ることとしました。 まずは、ヤフー知恵袋(ほとんどの電子掲示板が同様である)は匿名等で投稿できるのでまずは相手を特定しなければ始まりません。
相手を特定するには
1.投稿者が使っている「プロバイダ」や「携帯電話等のキャリア」などの通信会社を調べる(契約者の住所、氏名を知っている)
2.通信会社を調べるのには、掲示板運営会社(今回はヤフー知恵袋を運営するヤフー株式会社)に開示請求をする必要があります。